三菱UFJ信託銀行が高齢者向けに自宅を担保に老後の資金を融資する「リバースモーゲージ」で返済不足に備えた仕組みを作成
利用者が亡くなった時に資産価値が下がり過ぎていると、相続人が高齢者の自宅を売却しても借入額を返済できない場合が発生。リバースモーゲージは老後資金を確保する手段の一つであるが、金融機関の取り扱いが伸び悩んでいるのが現状。高齢者がお金を借りた場合、死後に自宅を相続する相続人が返済義務を負うことになるため、価値が下がって返済が不足すると相続人の負担が増すため利用をためらう高齢者もいる。
今月から始める新サービスとは?
対象:東京23区に住む70歳以上の方(※需要を見極めて地域拡大を検討)
利用者が亡くなると自宅の所有権は相続人ではなく三菱UFJ信託に移すということに。
死亡後に三菱UFJ信託が自宅を売って融資額を回収するといった流れになるよう。自宅の評価額が借入額を上回れば親族などに相続し、不足すれば拠出金から出すといったように利用者が資金を出し合ってリスクに備えるとのこと。相続トラブルを避ける商品設計ではあるものの、不足分は利用者同士の拠出で賄うため、他社の商品に比べると利用者自身の負担は増えることになる。自宅の資産価値の50%を上限として一定額を毎年借りる定額プランを用意しており、上限の50%は他社と同水準ですが、初回の借入時に限度額の5%の額を拠出分として支払い、さらに税別10万円の信託報酬を支払うことになる。定額プランでは借入限度額の10%分を毎年受け取ることになる。
(例)自宅の価値が5,000万円の場合
借り入れの上限:2,500万円
毎年の上限:250万円
借入期間:7~8年を想定
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