政府は緊急事態宣言の解除後も企業業績の悪化を長期的に備えて従来の資金繰り支援に加えて劣後ローンなどで資本支援を行うことを発表
劣後ローンについて
劣後ローンは、企業が破綻した場合などに銀行が債権回収できる順番が通常の融資と比べて劣後するローンのこと。ハイブリッドローンとも呼ばれる。バランスシート上では負債(借り入れ)と資本(出資)の間に位置し、普通株より配当を受け取りやすい優先株などと合わせてメザニンと総称されているとのこと
現在、日本政策金融公庫や信用保証協会などを通じて中堅・中小企業向けの緊急融資に取り組んでいるものの、今後は、日本政策投資銀行による劣後ローンや地域経済活性化支援機構、中小企業基盤整備機構などを通じた出資などが柱になりそう
資本支援策においても業績を審査する時間などを考慮すると本格的な開始は夏以降になる見通し
中小企業が年間で生み出す利益から計算すると、建設や運輸、宿泊・飲食、医療・福祉などの分野においては、軒並み中小企業の付加価値額が大企業を上回っているよう